Off Beatとタクシーメディア「TOKYO PRIME」を運営するIRISとの間で築かれた信頼関係は、制作スピードと品質の両立という課題を見事に解決した。番組制作に1.5か月を要していた従来のプロセスが、Off Beatとの協業により最短2週間まで短縮され、これまでに34本の番組制作を手がけている。
株式会社IRISは、GO株式会社と株式会社フリークアウト・ホールディングスの合弁会社として2016年6月に設立され、日本最大のタクシーサイネージメディア「TOKYO PRIME」を運営しています。タクシー車内という限られた空間で上質な乗車体験を提供するため、高いクオリティと迅速な制作対応が求められる特殊な制作環境を抱えていた。
導入前の課題 — コストとスピード、品質のトレードオフに悩んでいた
—— まず、Off Beat導入前に抱えていた課題をお聞かせください。
タクシーだけで流れる番組ということで制作費を大きくかけることはできないですが、上質な乗車体験の提供のためにもクオリティも求められます。また、広告主の急な出稿要望にも応えることができないと機会損失になるので、スピード感も必要でした。
早く、安く、質の高い映像制作をどのように実現するかが課題でした。一般的な映像制作会社では、この3つの要素を同時に満たすのは非常に困難で、どれかを犠牲にしなければならない状況でした。
Tokyo Primeは2016年のサービス開始から6年を経て、全国6万台という規模まで拡大し、月間延べリーチ数3,000万人という圧倒的なボリュームを誇るまでに成長しています。この規模感に見合った制作体制の構築も急務でした。
Off Beatとの出会い — 決め手は継続的な提案力と体制強化への対応力
—— Off Beatを知ったきっかけと決め手について教えてください。
前任から引き継いだタイミングですでにお付き合いがありましたが、一度は番組編成の変更によりお仕事でご一緒できない時期もありました。それにもかかわらず、我々のビジネスにメリットのある映像制作のありかたを丁寧に何度もご提案いただいたことで、改めてお仕事をお願いするに至りました。
その後、お願いごとが増える中でも、随時体制を強化していただき、今でもスムーズな制作進行を実現してくださっています。ただ仕事を受けるだけではなく、我々の事業成長に合わせて体制を柔軟に調整してくれる姿勢が決め手でした。
—— 具体的にはどのような提案をしていただいたのでしょうか?
我々の限られた予算内で最大限の効果を出すための制作手法や、既存素材を活用した効率的な番組制作など、コストとクオリティのバランスを取る具体的な方法を提案していただきました。
取り組みの実際 — 番組プロデュースを全面的に委託
—— 実際の取り組み内容について詳しく教えてください。
Tokyo Primeオリジナル番組として「TREND SCAPE」や「PRIME BIZ INSIGHT」、現在放映中の「TOKYO PRIME BIZ」などオリジナルコンテンツの強化に向けて、制作パートナーを探しており、Off Beat社に依頼をすることになりました。
一からコンテンツの企画、制作を全て行っていただいており、対応スピード、品質共に、とても満足しており、広告主からも評価が高く信頼しております。現在は、弊社オリジナル番組の「TOKYO PRIME BIZ」にて、番組プロデュースを担当していただいております。
弊社に番組制作のご相談があった広告主の案件を、番組のクオリティも担保しながら広告主に満足いただける動画へと、スケジュールの調整~構成・仕上がりまでをプロデュースいただいています。
—— 制作フローはどのように進められているのでしょうか?
案件によっては、タイトなスケジュールでのご依頼等も発生する中で、弊社や広告主の要望を最大限に引き出せる提案をしていただいたり、いつも伴走して制作進行を行っていただけるため、大変心強いです。単なる制作会社ではなく、真のパートナーとして機能していただいています。
成果と変化 — 30本以上の制作実績と新メニューの実現
—— 導入後の具体的な成果について教えてください。
2024年7月の番組開始から、現在まで30本以上の制作を担当していただきました。これは我々にとって非常に大きな制作実績です。
今まで、メニューになかった既存素材を使用した制作番組の開始により、動画素材をお持ちでない広告主様も手軽にメニューの検討をいただきやすくなりました。
—— 制作スピードの改善について具体的に教えてください。
既存の番組は当時、撮影が伴うメニューのみだったため、1.5か月程は制作に時間を要してしまいましたが、貴社との協業メニューは最短2週間で制作という点が特にメリットだったと感じています。
このスピード改善により、広告主からの急な出稿要望にも対応できるようになり、機会損失を大幅に削減することができました。
IRISは「PRIME MEDIAで人と産業に新たなきっかけを」というコーポレートビジョンのもと、タクシーをご利用される方々に、より良い乗車体験をお届けすることを目指しています。Off Beatとの協業により、このビジョン実現に大きく近づくことができました。
これからの展望
—— 今後の展望とOff Beatへの期待をお聞かせください。
IRISとしては今後、ゴルフカートビジョンのようなTOKYO PRIME以外のメディアを拡大していく可能性はあると思っていますし、そのメディアにあったコンテンツが今以上に必要になってくると考えています。
そうなったときにOff Beatさんのスピード感と量産力には期待していますし、逆に我々としてはそういったお願いができるようにしっかりとメディア力向上とそのマネタイズを進めていかなくてはならないと思ってます。
タクシーメディアの枠を超えて、モビリティ全般におけるメディア事業の拡大を見据えた時、Off Beatとの長期的なパートナーシップがますます重要になってくると確信しています。

